ずっと前、確か262安打の記録更新した頃だったと思うのですが、
イチロー選手のドキュメンタリー番組で
「
アスリートはどMですよ、そうじゃなきゃやってられませんよ」
というようなコメントをしてて、妙に納得した事を思い出します。
ものづくりをする人間にも、通じる所があると思うんです。
自分の最高のパフォーマンスを表現するために、工夫や精進がなきゃ現状維持または下降しかないのだもの。
ちょっと難しいな、というオーダーをゲーゲーしながら（食事中の方、いたらすみません）デザインし彫り仕上げた先に新しい地平が見えるのでありまして…
実は、私も最初から文字ものオーダーは苦手でした。
一番最初に彫った、自分用の住所印ときたら…10mm角。
今は漢字であればなんとか5mm角。
かな英数字なら2mm角位までなら頑張れるようになりました。
それまでには、試行錯誤がいっぱいあって、彫り方だったり、材料や道具だったり、とにかくトラップはいっぱいありましてね…
5年経っても画数多い漢字は「頑張れば彫れます」レベルですが時間や環境を整えればちゃんと要求に値するものを提供できるようになったなあと自画自賛するわけなのです。
あの時「宮城県とか彫るの面倒くさいから彫るのは辞めよう」なんてやってたら、今の私はなかったのよね…
いい意味のクソ度胸＆向こう見ず。
ストイックというと聞こえは良いが要するにドMじゃね？的な（笑）
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