当工房の消しゴムはんこは、全て持ち手をつけています。
小さい消しゴムはんこを作ったとき、インクが手についてしまうのが煩わしくて、持ち手をつけたのが最初。
(特に大きめの)消しゴムはんこを作った時にカットした余分な部分を有効利用して作ったはんこだと、余計にね。
(だって、小さいからって捨てちゃうのってもったいなくて・・・)
逆に大きめのはんこも、持ち手をつけた方は押しムラができにくい感じがします(体験的に)。
そして、どの消しゴムがどの柄なんだか、持ち手に柄を押しておくと一目瞭然です。
消しゴムごとに小さいケースを作っていた時期もありましたが、非常に沢山のはんこを作っている状態なので結構これが追いつかないのです・・・orz
さて、その持ち手については、以前にも記事にした記憶がありますが・・・
円形やハート形など、特殊な形状をしたものは市販されている木のタイルなどを有効利用していますが、殆どは自分で板や丸棒・角棒などをのこぎり挽きして作っています。最近は自分で作るものもオーダーされるものもサイズ・形状が様々なものですから、ある程度サイズに変化をつけて切り出しています。
板はMDF(端材を細かく繊維状にしたものを乾燥させ、接着剤などを加えてから加熱成形して作る合板)をカットすることが多いです。
合板のため、木目が無く私のような素人でも綺麗にのこぎり挽きできるのが嬉しい☆
丸棒・角棒については、杉材だったり桂材だったり、その時によりけりですが、13~15mm径(角)のものを2~2.5cm程度の長さにカットしていきます。こちらは木目があるので(場合によっては小さい節の混ざる場合もあります)、切りづらいところを避けてカットすることもしばしば・・・
それでも、切り口がガタガタになって凹むことも。凹んでもしょうがないので、少しい粗めのヤスリでガタガタをなくして、さらにもっと目の細かいヤスリをかけて・・・となめらかにしていきます。
特にMDF板をカットしたものについては、切り口を滑らかにするだけでなくて、角を少し落として手へのあたりを柔らかくするようにしています。以前はそこまで配慮していなかった(とりあえず自分づかいのものばっかり作ってたし・・・)のです。でも、こうしてイベント参加したりオーダーはんこを作ったりするようになって、その中で「ここの角、落としてくれますか?」という要望があったので意識するようになりました。確かに、カットした状況によっては角が思った以上に手の中に当たって気になることがあるんですよね。
UPした写真に写ってる持ち手予備軍(笑)は、こうしてカットしてヤスリがけしたものです。1つのヤスリがけに数分かかってしまうこともあります。それでも、より手に優しい持ち手になればいいなーと思って時間をかけているわけです。
ここ1年半くらいは、小さめの鋸を使うようになったので、だいぶキレイにカットできるようになってきました。
私が使っているのは↓
「細工用鋸」というものです。工作用の小さめの木材をカットする用の鋸。
全長25cmくらい。刃の部分だけだど12~13cmといったところですかね。
その前は木の枝を裁断するのに使うような折り込み鋸を使っていました。こちらは2つ折りに収納できるタイプの鋸。
伸ばすと45cmくらいの長さになります(刃の部分の長さは約18cm)。
固めの木材の場合はこちらの方がパワフルにカットできるので全然使わないわけでもないですが、ガタガタカットになり易くもあるので細工用鋸のほうを使う頻度が高いです。
2つの鋸の刃の部分を比べてみると、もう一目瞭然というか・・・
刃の細かさがまるっきり違いますねw
細工用鋸の方が細い棒材や薄目の板材を切るのには適するのもわかる気がする・・・
逆に大きめにカットするとき、厚めの板・硬い木材の時は折り込み鋸の刃の方がガッツがある気がします(気がする、ってw)
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