
お薬師さんのときに頭にしていた「だるま」手ぬぐいを買った「
群言堂」さんからまたまた手ぬぐい買いました!
今度の柄は
「建具」!
石見銀山の古民家の建具がモチーフで、年末に寄ったとき「だるま」の手ぬぐいと最後まで迷った柄です。
…迷ったということは買えということですねもう(笑)
今はサッシになってしまってこういう風情のある建具はめっきり見なくなってしまいました。
細かい「さん」があるので、お掃除するのは大変なんだそうですが…
それでも、貴重な文化の証人ですから、大切に養生してるのだそうです。
便利さや効率に目を向けがちだけど、こういう「粋」は残していきたいですよねえ。
それを言ったら私の作っている消しゴムはんこも、似てるところがあると思います。
きれいに整った字で整然と、線はまっすぐに…を求めるならPC仕様で工業的に作ったものの方が確実に必要に求めることができます。
でも、手書きの原稿を手彫りで彫る、しかも気まぐれに時間のかかる私のところにわざわざ「なぜか」オーダーされるお客さんが少なからずおられるのはなぜでしょう?
きちっとする、ぱっと見て見やすい、それも確かに効率化という意味ではよいのかもしれない…
でも、それだと何か物足りなさを感じる。
…そう、人間味が足りないのです。
オーダーされる皆さんのほとんどがそうおっしゃるんです。
年賀状の季節にはたくさんの住所印を彫らせていただきました(個人情報満載なので印影は紹介できませんが)。
年賀状、昨今は「10分で簡単!」などと謳う素材集が安価で手に入りますし、結婚・出産などの挨拶もかねて写真つきで…などとPC製作や印刷所で印刷してもらう場合が多いかと思います。
最近は宛名書きまでちゃんとしてくれるPCソフトがありますから、ホントに手間いらず。
そうなると、自分が書き込むのはほんのちょっと…かといって何十枚も手書きで住所を書くのは大変…
というわけで消しゴムはんこの住所印、ということらしいんです。
できるだけ文字の大きさをそろえ、真っ直ぐな線はできるだけ真っ直ぐ彫るようにしても、印刷された文字や線と比べたらそんなにきっちりしているものではありません。でも、きっちりしてるのがいいなら最初から住所も印刷してるわけで(笑) きっちりしていないところに効率化によってかすんでしまう人間味を付け加えることができる…のでしょう。
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